日本薬剤師研修センター理事長 内山充先生
生涯学習の必要性は昔から言われているわけですが、最近の新しい考え方から、更に重要であると思われるようになりました。
これは、皆様方もご承知のとおり、薬剤師の養成問題が長い間議論されてきたことによります。これまでの4年の薬学教育を6年に延ばし、その中に医療、基礎、実地も含めて医療教育を充実し、更に6ヶ月以上の実務実習を必修として卒業させるべきであるという薬学教育に対する要望から、文部科学省、厚生労働省を始めとして各大学あるいは実務の団体が加わった六者懇でかなり長い間議論されてきましたが、ようやく今年になってまとまる方向になって参りました。
従いまして薬剤師の教育問題についてほぼ目途がついたことから、今度はこれまで長く言われておりました生涯学習というものを見直して、新しく立派な卒業生が出てくるのに合わせて、既存の薬剤師がそれぞれ自分で知識レベルや技術を磨いておかなけばならないということになるわけです。
このように生涯教育の重要性はかなり長い間言われているとは言いながら、最近の事情の変化はそれをまた増幅し生涯教育の重要性が再認識されている時代になってきたということが言えると思います。
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